【私のちいさなお店ができるまで】


最終回:わたしのちいさなおみせ。 2021年7月30日(金)


7月に入り早回しの様に店内は変わりました。
内装工事はどうにか前半に形になり、土台でもある内装はイメージ通りに仕上がりました。

 いよいよここにあった什器を使ったレイアウトが始まりました。
先ずはストックルームとレジの位置を決めるのに夫と何回も什器を動かし、その後もレイアウトには時間が掛かりました。
古い什器は重く、この重さが歴史さえ感じました。
すべてがミユキ洋装店からの『贈り物』、大切に運びました。

 

その作業と同時進行で商品のセレクトもしながら、発注を掛け、店を作る作業の大変さを感じながら進めました。
南海通商でこの作業を私はした事が無かったので、新店舗を作る事の大変さや、凄さをこの店を通して体感し、実感しました。 


ついニヤニヤしてしまう。

 店内に並び始めた商品は、1つ1つが愛おしく、什器に馴染み始めると嬉しくてニヤニヤが溢れて来ました。
大好きな棚へのディスプレイが始まり、やっとそれらしい動きになって来ました。 

毎日遅くまでディスプレイをし、どうにか7月21日に関係だけのレセプションが終わり、24日にオープンを無事に迎える事が出来ました。 

 

  お店の名前は『unite(ユニテ)』。 

 フランスのマルセイユにある ユニテ・ダビタシオンと言う素敵な集合住宅があり、私の憧れの建築です。
名前の由来はそこにあります。 

 「unite」とは、「合わさる」と言う意味があります。
古いものと新しいものを違和感なく合わせながら、 素敵な日常生活を送るための 商品をセレクトして行きたいと思います。 

 今後はお客様とお喋りをしたり、一緒に手芸ができるような、地域の方に愛されるお店にして行きたいと思っております。  

4回に渡り、お店が出来るまでの事を載せて頂き誠にありがとうございました。
無事にオープン出来たのも、南海通商での経験が無ければこの店は無かったかもしれません。
沢山の方々に支えられながら、これからも頑張って行きます。

 

店名 /    unite (ユニテ)
Instagram / unite_chiba
営業時間 /  11:00〜20:00
定休日 /    月曜日



第四回:塗って、貼って、ニヤニヤする日々。 2021年6月24日(木)

6月は壁と、天井と、床。 

【壁】

たぶん一生分のペンキを塗った。

初めてお店に入った時は什器だらけで壁が見えず、ペンキを塗る時に初めてこの店の天井の高さと、壁の広さを感じました。 

 ペンキ塗りが始まり、簡単にやれるだろうと軽い気持ちで取り組みましたが、どうやらムラが出ている様で、二度塗り三度塗り…。
少し大袈裟ですが一生分のペンキ塗りをしたくらい、ペンキ塗りと向き合う日々でした。

 一部の壁の色を変えてみたり、やりたいことを試しながら満足のいく内装になりつつあります。
以前幕張店で働いていたスタッフや友人が手伝いに来てくれたりと、仲間のありがたみを感じた、6月のペンキ塗りでした。

 

【天井】

腕と肩が爆発しそうな天井貼り作業。

パキッとした蛍光灯と、学校の教室を思い出させる白い天井。 

 先月必死に塗装したベニヤを貼り、1列1列白い天井が雰囲気のある茶色の天井に変化すると、ここは自分のお店なんだなぁ〜…と実感が湧き、そして気合も入る日々。

 一枚一枚ベニヤの向きを変えながら貼ることで市松模様に見えてきて、ガラリと姿が変わった天井にも愛着が湧いてきました。

 それにしても天井を貼る作業はキツイもので、体力と腕や肩の筋肉が何回も悲鳴を上げました。
1日の終わりはぐったりとしながらも、天井をしばらく眺める日が続きました(笑) 

 

 【床】

床貼りは夫におまかせ。

他の作業をしながら、同時進行で4mの杉板にも3回程柿渋を塗りました。
壁と天井が終わった所から貼り始め、今回の床貼りは残念ながら夫しか出来ない作業なので、 1日の終わりに仕上がって行く床を見て、ニヤニヤと満足するしか出来ません。

 6月末まで内装作業は続く予定です。
全て床材を貼り終わったら仕上げ剤を塗ります。
この作業が終わったら、やっと什器のレイアウトを決める時がやってきます。 

 

 7月は、よりお店らしくなって来るかと思います。
思った以上に時間が掛かりましたが、 焦らず進めて行こうと思います。 

 オープンまであと少し、頑張ります。



第三回:天井も自分で。 2021年5月28日(金)

あっという間に5月です。
山ほどあった品々のほとんどは街の方々が持ち帰ってくださり、すっかり無くなりました。
そのスピードに驚きや発見、さらなる出会いもありました。
おかげさまで私の希望としていた、捨てずに誰かの必要なものとなりました。
とても幸せな気持です! 

あんなにたくさんあったのが嘘のよう。

以前ここは「ミユキ洋装店」と言うお店で、ミユキさんと言うおばあちゃんが切盛りしていたそうです。
編み物教室を行う手芸用品のお店で、片付けの際には沢山の編棒や教材が出てきました。

当時の様子が伝わるような品々と一つ一つ向き合って、汚れている物は処分、使えそうなものは路面の棚に出す作業をかなりの時間をかけて行いました。
作業中には、当時編み物教室に通っていたおばあちゃんが立ち寄って、編棒や店内を見て私に思い出話をして下さりました。
懐かしい…とお話をしながら涙を流されていました。 

 地域でとても愛されていた、ミユキさんとミユキ洋装店。
私もそんなお店を作りたいと感じました。
『地域に愛される店』。
今はそれを心に持ちながら、一生懸命作業をしています。 


先日天井になるベニヤをホームセンターで購入し、カット、そして塗装をし乾かし理想の色に仕上げてます。
「柿渋」と言う塗料と「弁柄」と言う赤い色素を入れて、二度塗りしました。

「柿渋」は日本で古くから使われている塗料で、渋柿を熟成させたものです。
抗菌、消臭、防水、耐久性等の効果があります。
そして「弁柄」には防虫効果もあり、柿渋に混ぜ合わせることにより更に効果を高める様ですよ。
  

塗って塗って塗りまくる。

カットしたベニヤは60枚ほど。
1枚1枚ムラが出ないように、必死で塗装しました。
現在の天井は学校の音楽室の様な白い天井なのですが、私の希望は古い建物の様な天井です。

これから天井を貼る作業に取り掛かります。
もちろん私も脚立に乗り天井を貼ると思います。
今日から腕のトレーニングして筋肉付け、て天井貼りに備えようと思います。
頑張らねば。



第二回:掃除と交流 2021年4月13日(火)

南海通商を退職し、まだ実感の無いまま 自分のお店と向き合う日々が始まりました。

この2週間は毎日掃除、掃除、掃除…。
不要なもの中には、昭和を思い出させるレトロなデザインの品々が私の心を『キュンッ』とさせてくれました。
毎日掃除をしながら、レトロな物との出会いを楽しみながら頑張っています。

掃除中に見つけたものたち。気分は宝探し。

以前のお店が洋品店だったので、釦やビーズ、編み物関連の道具等も出てきました。
収納で使用していたプラスチック製のケース等も大量にあり、物を捨てる事が嫌いな私は、商店街を通る方々に、何か使えるものがあれば持って帰って貰えるようにと、店頭に並べてみました。

 私:『どうぞご自由にお持ち帰り下さい』
町の方々:『お店辞めてしまうのですか?』
…と以前のお店を知ってる方も知らない方も、閉店で掃除をし、商品を処分していると思われているようでした。

 私:『新しくこちらでお店をやることになりました。前の方の手芸用品が沢山あるので捨ててしまうのは勿体ないので、良かったらお持ち帰り下さい』 と声を掛けると、
「何のお店をやられるのですか?」と質問される事があり、少しですが町の方々と触れ合うきっかけも出来ました。

 私:『雑貨屋さんです』
町の方々:『わぁ、嬉しい。楽しみにしてますね。』
と期待される言葉も頂け、町の方々との触れ合いも増えて来ました。
皆さんに沢山楽しんで貰える様な、素敵なお店を作らないと…頑張らなければ!!と心から思える日々を送っております。 

今回の写真は、第1回目の頃と比べて、かなり片付いてスッキリして来た店内の様子。
これからもう少し細かいお掃除を進め、店内の内装工事に入ります。
もちろん私もできる限りのことは自分でやります!! 

 内装工事の着工は今月末からになると思います。 今回はお掃除と町の方々とのふれあいなどをお知らせ致しました。

それでは次の回までお楽しみに。



第一回:はじまり 2021年3月19日(金)


私の夢が始まる場所。まだ前のお店の方の物がたくさん残っている。

この春に7年間働いた南海通商を退職し、小さなお店を開く事を決めました。

千葉の幕張店の店長を入社当初から任され、沢山の商品と向き合い販売し、素敵なスタッフとお客様に支えられながら、色々な事を乗り越えて来ました。

働くうちにセレクトの楽しさや、ディスプレイの楽しさ、お客様とお店の関係性、仕入、接客力…全てを学べたお店でした。

このアッサンブラージュで働きながら自然と身についた事を、小さなお店でどこまで出来るのか、皆さんに少しづつですが紹介していこうと思います。

オープンはまだ決まっておりません。
オープンまでの道のりをここから紹介させて頂く事になりました。

どんなハプニングが待っているのか、お楽しみに。