【シネマ日記】 ハッピー・オールド・イヤー
2021年2月12日(金)


第一回:マキシマルな僕とミニマルな彼女


 

ここ数年CD収集にハマっています。

中古CD屋さんに行くとついつい買ってしまうのです。
Amazon Musicで聴けるというのに・・・。
毎回5枚、10枚と増えていき、整理しても整理しても間に合わない始末。

そんな「マキシマル」な生活をしている私とは真逆の「ミニマルなライフスタイル」をテーマにした映画を今回ご紹介します。

 

「ハッピー・オールド・イヤー」という2019年のタイの映画で、日本では昨年12月に公開されました。
冒頭何にもない部屋で女性が記者にインタビューを受けているシーンから始まります。
主人公はデザイナーのジーンという女性。
スウェーデンでの留学を終えて帰国。
帰国後は母と兄と3人で暮らす実家を改装して、デザイン事務所にすることを思い立つ。

ジーンは留学先で学んだミニマルなライフスタイルを理想とし、“モノ”であふれた家の断捨離を決意。
内装を依頼する親友のピンクには年内に家の中を空っぽにするよう言われ、残り1か月ですべてを捨てなければならない。

そこで、ジーンはガイドラインを次のように決めた。

STEP1 ゴールを設定する
STEP2 思い出に浸らない
STEP3 感情に溺れない
STEP4 迷わない
STEP5 振り返らない

最初は順調に進んでいたが、ある日ピンクが様子を見に訪ねてきて、たくさんのゴミ袋の中から、自分が学生時代にジーンの誕生日に送ったCDを見つける。
「これも捨てるの」と聞くと、ジーンは理想を実現するためには仕方ないと反論、ピンクは怒って帰ってしまう。
ジーンはその夜電話でピンクに謝り、断捨離を進める一方で、友人に借りっぱなしだった 洋服やピアス、レコード、楽器などを返して回ることにする。

そして最後に残ったのは自分が捨てたかつての恋人のカメラ、どうするか迷い宅配便で送ることにしたが、受け取り拒否され、思い切って返しに行くことにするが・・・。

また、家でも問題が。
母が大事にしている、出て行った父親が残していったピアノを処分 すると母を説得するが、母は聞く耳を持ってくれない・・・。
さて、年末までの期限はあとわずか、果たしてジーンは目標を達成し、理想のデザイン事務所を手に入れることができるのか。

この映画のテーマである「ミニマルなライフスタイル」が流行ると“モノ”は無くなってしまうのでしょうか。
“モノ”を売る仕事をしている私としては、「ミニマルなライフスタイル」は流行ってほしくありませんね。

さて、中古CD大人買いしに行こおっと。